Sword Magic World

  • 2011.09.08 06:57
  • Cat:SMW
リビングのドアをガチャという音を立てながらあけると、夏美が黒いノートPCの前に座っていていじっている。
たぶん「SMW」をやっているのだろう。俺は気づかれないように背後に回り、夏美の肩をポンっと叩く。
(まだ怒っていませんように・・・・・死んじゃうから・・・・)
夏美は目を見開いて驚いてしまう。
「おい・・・・風呂あがったぞ・・・・・」
俺は恐怖がまじっている態度で言う。
「うん・・・・少し待って このモンスター倒してから」
(あれ?怒ってないみたいだ)
ノートPCの画面を見てみると見たこともないモンスターと夏美一人が戦っている。
そのモンスターは夏美の3,4倍の大きさで左右の手には大きな槌を持ち、足にはギラリ光り輝くと内臓式ナイフがある。 HPのゲージを見てみると、7桁の数値のHP。
(お前・・・・どんだけレベル高いんだよ・・・・・・)
俺はひくぐらい呆れてしまう。
夏美のPC『シークローズ』がモンスターに向かって攻撃を繰り出す。
    「ダブルダガー・ダッシュ!」
シークローズがスキル名を唱えると右上にバフアイコンが表示される。
そしてさっきよりも2,3倍の速さになり、さらに距離を詰める。
モンスターの左拳からの殴りもその速さで軽々と避け、双短剣で2度拳を斬る。
 モンスターエッグドラ 1216547/4100000
 (おいおい・・・・400万もHPがあるんじゃねーか)
モンスターはスキルを受けながらもシークローズに右手にあった槌でおもいっきり左方向に振る。
シークローズは避けきれず、吹き飛ばされ地面に叩きつけられる。
 シークローズ 190/3200
「まずい・・・・HPを回復っと」
夏美はキーボードのキーを打つとイベントリが表示される。
そして HPを回復させる薬を使い、 HPを1000回復。
 シークローズ 1190/3200
シークローズは走って、モンスターの後ろに回り、背中に左短剣を突き刺す。
少しモンスターの血がシークローズに付くが、操作には何も影響しない。
少しずつHPを削るが、ひるむ気配はしない。
「ぐっ・・・」 夏美は武器イベントリを開く。
ダブルダガーの特性はなんといってもダガー系の武器を瞬時に装備変更できることだ
そのため接近戦でも瞬時に別のダガーに変えて、戦況を変えることもできる。
イベントリから「マインドダガー」を選択すると、左手の「ゴーストダガー」から「マインドダガー」に変更される。 モンスターの右槌からの攻撃を体をひねりながら跳んで避ける。
そしてモンスターの顔をマインドダガーで斬りつけようとする。
だが、モンスターの足から内臓式ナイフがシークローズに向かって放たれ、跳んでいたので避けれず、左手を斬りおとされる。
「なっ・・・そんなのアリかよ」 俺はおもわず声を漏らしてしまう
この「Sword Magic World」通称「SMW」には独自のシステムがある。
「リアルバトル」である。
従来のゲームは現実のようにハラハラした臨場感がなく、動きが鈍ることもない
しかし、「リアルバトル」の場合実際にPCがダメージを受けると足がとれたり、腕が斬りおとされることもある
そうなると、足が取れた場合、走ることはできなくなり、ステップでさえ動きにくくなる
同様に手が斬りおとされると、双剣スキル、両手剣スキルなどは使えなくなる
しかも、修復回復にはまだ大型アップデートしてないためか修復回復アイテムがない
3分経つととれた場所が元通りになる仕組みとなっている
この判定は旧システムよりも厳重となっており刃が付いている武器ではほとんどの確立で斬れる
シークローズの左手が左手首から切り落されたため「マインドダガー」はイベントリに戻る。
「ちょ・・・・これで倒せる相手じゃないよ!」
左手を失ってしまい、シークローズは双剣系なのでスキルは完全に使えなくなる。
残った右手を前に構えて、モンスターに向かって走っていく。
通常攻撃で攻撃するが微量のダメージ。 そしてモンスターによる槌攻撃をまともに喰らってしまい、HPが大きく減少する。 シークローズは槌攻撃によって気絶状態になりアイテム使用不可状態に陥る。
気絶状態のシークローズに向かってモンスターの足から内蔵式ナイフが放たれてる。
無残にも腹を貫通し、HPが0になる。 そしてPCは蘇生し、ペナルティとして日本タウンに戻っていく。





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